pre-sessionalコースは、学部にまたがった研修コースなので、いろんなヒトと知り合えてすごく面白い。先週の金曜の夜は、にGeffrye Museum でのexhibitionに Aneta が作品を出しているというので見に行った。ceramic art(陶芸)なんだけど、造形の自由さが新鮮。Aneta の作品はココでも。火曜日には、Mai が Future Map Design 2004 に作品(アニメーション)を出しているというので、University of the Arts London の The Arts Gallery へ。個人的には Mai の作品が良かったけど、ここでいっぱい見たようなイマドキのアートは、見る側にも積極的な関与を要求するカンジで、理解するのはちょっと大変だよね(僕の時間がなかったのも悪かったんだけど)。「アルゴリズムとしてのアート」論に戻ると、その努力に見合う新しい「気づき(=脳神経刺激パターン?)」があると、価値あるアートっていう気がするんだけど。
ともかく、みんな自分の作品を持っていて、こうやって展示していて、コンペで賞をとったりしてて、スゴい人たちなんだな、と。僕はPEPというコースで1年間勉強させてもらうんだけど、他の人はほとんどMAコースで、MAでRCA入るのはやっぱりすごいコトなんだ、と実感した。pre-sessional コースは語学研修コースだから基本的に英語苦手な人たちの集まりなんだけど、で、日本人も結構いるけど、僕みたいに「おととい、着きました! 海外生活初めてです♪」みたいな人はあんまりいなくて、何年間かイギリスで英語とアート/デザインを勉強して来た人が多い。そういう人たちと知り合う機会って今まではなかったから刺激的だ。モノの見方の違いがときどき新鮮。
-
僕の中では、コネでどうこうしようっていうのがイメージよくなくって、「(人の)ネットワークづくり」が重要、とか言われてもちょっと引き気味だったんだけど、同じ種類(失礼♪)の人が集まってるトコロに長くいるのも視野が狭くなるんだな、と、あたりまえに気づく。
ネットワーク時代のヒトのつながりって、すごく可能性があって面白そうなのにね。自分の無力さ加減について前にふれたけど、でも可能性を感じさせてくれるのは、例えばこの本。
ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか マルコム グラッドウェル, Malcolm Gladwell, 高橋 啓 発売日 2000/02 売り上げランキング 9,151 Amazonで詳しく見る |
きっとソフト開発が大人数になると破綻するのも、Transaction Memory の限界なんだろうな、と。"Six Degrees of Kevin Bacon"といえば、マイクロソフトの"ThreeDegrees"は、その後どうなったんだろ?
無秩序(Chaos)だけど均質的じゃないネットワーク、だから可能性があるんだよね。もうちょっと分析的なコレも面白い。
新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解く アルバート・ラズロ・バラバシ , 青木 薫 発売日 2002/12/26 売り上げランキング 1,177 Amazonで詳しく見る |
ネットワークのトポロジーを大きくつかんだところで、そしてバックエンドのスーパーコンピューターも見えて来た今なら、何か面白いことができそうな、そんな気がしない?
最近のコメント