最初のテーマは "Design Magazine" 。セミナールームに入ると並べられたパイプ椅子のそれぞれに別々の雑誌が一冊ずつ封をされて置かれていた。僕の席には"building"っていう雑誌。で、その封を開けて中をパラパラめくっていくと、その中に"ISSUE NO.01"と書かれた、プロジェクトのインストラクションが貼付けられている、というちょっと凝った趣向で最初のプロジェクトが始まった(ちょっとカッコいいね)。で、この分野で活躍してる人たちが次々登場して雑誌について熱く語って気持ちが盛り上がるってトコロ。なんだけどホントは。英語についていけず…(情けない)。
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こうして始まった最初のプロジェクト。所属Platformを決める前のプロジェクトだから、お互いを知ることとウォーミングアップを兼ねてるんだろうと思うんだけど、こういうアートスクール的なノリは未経験なので、求められてるものがピンと来なくてちょっと手探り。プレゼンは6分間らしいから、その中でオリジナリティと個性とクリエイティビティを示して、funnyだけどSillyじゃないユーモアでちょっとツカミを入れる、ってカンジがベストらしいんだけど、…って、超むずかしいじゃないかっ。
で、考えたのが "Blog" の Magazine で、"BLOG@zine" !(ちょっとベタにいってみた…(笑)) コンセプトはこう。
何のために雑誌を買う? 情報? 情報は溢れてる。多すぎっ。 大事なのは情報を選ぶこと。 どうやって選ぶ? 誰か選んで欲しい。 雑誌の編集者? アテになるのか? 大事なのは誰が選んだ情報か、ということ。 どうやってその彼を選ぶ? その人のセンス、テイストが自分に合うか?学ぶ価値ある人物か? それを知る方法はBlog。 Blogをたどれば彼の考えが分かる。 情報誌の映画レビュー記事なんか信用できる? でも彼が面白いっていうならきっと俺も面白いと思う確率大。 素人ライターが広報担当者に取材した記事がおもしろい? 開発者がどんなこと考えてるのかがBlogで書いてくれたら面白そう。 CEOが書いたら? 有名ライターより無名の専門家の考えが聞きたい。 本当に知識やアイデアを持ってる人が情報を発信し始めたら、雑誌のライターなんかいるのか? エディターって何するの? ていうか雑誌なんかまだいるのか?
でも、やっぱり紙だよね。通勤電車の中で、スタバで時間つぶしながら、ホームで電車を待ちながら、…まだ紙メディアはやっぱり便利。で、自分で選んだBlogを雑誌にしてくれる"BLOG@zine"。最初は白紙の日記帳、キオスクに置かれた"BLOG@zine"端末に突っ込んで、読みたいBlogをいくつか選ぶと、先週1週間分の各Blogが印刷される。Blogは日記のようなモノだから、「『他人の日記』を買う」感覚かな。プリント毎に課金はしない。白紙のページが埋まるまでプリントできる。だから端末はシンプル。ネットにつながったプリンタ、それだけ。これくらいならプリンタの組み込みマイコンだけでもなんとかなるかな?「他人の日記」、それも自分とテイストのあう、もしくは尊敬できて学ぶことのできる、もしくはアクティブで好奇心旺盛な、そんなヒトが先週1週間をどう過ごして、何に注目して、何を考えてたか? 複数の生活を並行して追体験する感覚。 おもしろくないかな?
編集部なし、エディターなし、レイアウトは一定のアルゴリズムで処理するからデザイナーもなし。著作権の管理とかがややこしそうだけど、例えばクリエイティブ・コモンズならOK? 広告はBlogで自由にアフィリエイトして。典型的な「ITで中抜き」型? 最初のレクチャーに来てくれた有名雑誌の編集者の人は「何年か前には、インターネットが普及して雑誌はなくなるなんて言われたこともあったけど、そんなこと全然なかった。今でも雑誌コーナーには山ほど雑誌が並んでるよ!」なんて言ってたけどね。それがあと何年もつのかなぁ。
しかし、普通の人が白紙の日記帳みたいなもの持ち歩いて毎週のように端末でプリントするか?そんなのありえるか? …って、思うでしょ?イギリスのみなさんは? あるんですよ。もう日本には。似たようなシステムが。
「銀行の通帳記入!」 ふつうのオバちゃんも、買い物帰りにスーパーの袋持ったまま、端末の前に立って、ジジー…って印刷してるんですよ。日本っていう国では。すごいでしょ?(ここをビデオで紹介したい!)
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と、こんなカンジ。多少、ムリもあるけどね。30人位いる学生同士で他とかぶらないオリジナリティと、エンジニアがバックグラウンドっていう僕の個性と、イギリスにはない「通帳記入」のユーモラスさ、あとは具体的なデザインをもう少しつめて、コレでどうかなってカンジ。
しかし、何人かに話してみたんだけど、「で、なに?ブログって?」 うわっ。そこからか?! そこからやったら6分じゃすまないっ! …。
"BLOG@zine" のリアリティはともかく、Blog 的なものはメディアやジャーナリズムを本当に変える可能性があるかも。ここでも、プロとアマチュアの境がなくなる兆し。で、それを引き起こすのは情報発信のコストのイノベーションによる低減。大きな流れはこの方向なのかな、とあらためて感じた。
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こうして始まった最初のプロジェクト。所属Platformを決める前のプロジェクトだから、お互いを知ることとウォーミングアップを兼ねてるんだろうと思うんだけど、こういうアートスクール的なノリは未経験なので、求められてるものがピンと来なくてちょっと手探り。プレゼンは6分間らしいから、その中でオリジナリティと個性とクリエイティビティを示して、funnyだけどSillyじゃないユーモアでちょっとツカミを入れる、ってカンジがベストらしいんだけど、…って、超むずかしいじゃないかっ。
で、考えたのが "Blog" の Magazine で、"BLOG@zine" !(ちょっとベタにいってみた…(笑)) コンセプトはこう。
何のために雑誌を買う? 情報? 情報は溢れてる。多すぎっ。 大事なのは情報を選ぶこと。 どうやって選ぶ? 誰か選んで欲しい。 雑誌の編集者? アテになるのか? 大事なのは誰が選んだ情報か、ということ。 どうやってその彼を選ぶ? その人のセンス、テイストが自分に合うか?学ぶ価値ある人物か? それを知る方法はBlog。 Blogをたどれば彼の考えが分かる。 情報誌の映画レビュー記事なんか信用できる? でも彼が面白いっていうならきっと俺も面白いと思う確率大。 素人ライターが広報担当者に取材した記事がおもしろい? 開発者がどんなこと考えてるのかがBlogで書いてくれたら面白そう。 CEOが書いたら? 有名ライターより無名の専門家の考えが聞きたい。 本当に知識やアイデアを持ってる人が情報を発信し始めたら、雑誌のライターなんかいるのか? エディターって何するの? ていうか雑誌なんかまだいるのか?
でも、やっぱり紙だよね。通勤電車の中で、スタバで時間つぶしながら、ホームで電車を待ちながら、…まだ紙メディアはやっぱり便利。で、自分で選んだBlogを雑誌にしてくれる"BLOG@zine"。最初は白紙の日記帳、キオスクに置かれた"BLOG@zine"端末に突っ込んで、読みたいBlogをいくつか選ぶと、先週1週間分の各Blogが印刷される。Blogは日記のようなモノだから、「『他人の日記』を買う」感覚かな。プリント毎に課金はしない。白紙のページが埋まるまでプリントできる。だから端末はシンプル。ネットにつながったプリンタ、それだけ。これくらいならプリンタの組み込みマイコンだけでもなんとかなるかな?「他人の日記」、それも自分とテイストのあう、もしくは尊敬できて学ぶことのできる、もしくはアクティブで好奇心旺盛な、そんなヒトが先週1週間をどう過ごして、何に注目して、何を考えてたか? 複数の生活を並行して追体験する感覚。 おもしろくないかな?
編集部なし、エディターなし、レイアウトは一定のアルゴリズムで処理するからデザイナーもなし。著作権の管理とかがややこしそうだけど、例えばクリエイティブ・コモンズならOK? 広告はBlogで自由にアフィリエイトして。典型的な「ITで中抜き」型? 最初のレクチャーに来てくれた有名雑誌の編集者の人は「何年か前には、インターネットが普及して雑誌はなくなるなんて言われたこともあったけど、そんなこと全然なかった。今でも雑誌コーナーには山ほど雑誌が並んでるよ!」なんて言ってたけどね。それがあと何年もつのかなぁ。
しかし、普通の人が白紙の日記帳みたいなもの持ち歩いて毎週のように端末でプリントするか?そんなのありえるか? …って、思うでしょ?イギリスのみなさんは? あるんですよ。もう日本には。似たようなシステムが。
「銀行の通帳記入!」 ふつうのオバちゃんも、買い物帰りにスーパーの袋持ったまま、端末の前に立って、ジジー…って印刷してるんですよ。日本っていう国では。すごいでしょ?(ここをビデオで紹介したい!)
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と、こんなカンジ。多少、ムリもあるけどね。30人位いる学生同士で他とかぶらないオリジナリティと、エンジニアがバックグラウンドっていう僕の個性と、イギリスにはない「通帳記入」のユーモラスさ、あとは具体的なデザインをもう少しつめて、コレでどうかなってカンジ。
しかし、何人かに話してみたんだけど、「で、なに?ブログって?」 うわっ。そこからか?! そこからやったら6分じゃすまないっ! …。
"BLOG@zine" のリアリティはともかく、Blog 的なものはメディアやジャーナリズムを本当に変える可能性があるかも。ここでも、プロとアマチュアの境がなくなる兆し。で、それを引き起こすのは情報発信のコストのイノベーションによる低減。大きな流れはこの方向なのかな、とあらためて感じた。
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